ハンドボール人スポーツ×AIの活用法をシェア
私は知の共有によって強い日本を作り直したいと考えています。映像分析や戦術分析を一部の専門家だけのものにせず、現場の誰もが活用できる形に democratize(民主化)することを目指しています。

自己紹介
私は「ハンドボール人」として、AI技術を活用してスポーツ界への応用に取り組んでいる個人開発者です。熱心なハンドボール競技者・愛好者であり、デンマークへの留学/滞在経験を経て日本に戻った後、AI技術に魅了されてスポーツ界への応用に取り組み始めました。
「知の共有によって強い日本を作り直す」ことを志向しており、世界トップレベルのハンドボール知見や指導法をテクノロジーで日本に広めたいという理念を持っています。自分自身を「AI駆動起業家(AI-driven entrepreneur)」と称し、生成AI(LLM)を活用した個人開発に注力するため、新卒で得た大手企業の内定を辞退した経歴も持っています。
活動内容
私はプロダクトの開発・改善だけでなく、noteでの「ホースタッツボード進化日記」などを通じて学びや試行錯誤を公開してきました。2025年10月現在、ホースタッツボードの開発は一旦終了しましたが、得られた知見をもとにハンドボール関連の情報発信(例:ヨーロッパ各国の育成方針まとめ記事や映像分析の手法紹介)や、新たなプロダクトづくりに引き続き取り組んでいます。
私が開発した「ホースタッツ(HSTATS)」
スポーツの試合や練習動画を効率的に振り返るための「映像ノートアプリ」です

概要と目的
私が開発したホースタッツは、YouTube上の試合映像にタグやコメントを付けて管理し、見たいシーンを瞬時に呼び出せるようにすることが目的です。誰でも直感的に操作できるインターフェースで映像から学びを得やすくすることを目指しています。
このツールにより、部活やクラブチームの選手・コーチが手軽に映像を使った振り返りと情報共有を行えるようになると考えています。
主な機能・特徴
- ✓YouTube連携・共有: YouTubeの試合動画をそのまま活用でき、チーム内で限定公開した映像でも簡単に共有・振り返りができるようにしました
- ✓タグ付けとコメント機能: ワンクリックでプレーシーンにタグを付け、重要な場面や改善点を分類できるようにしました
- ✓ハイライト自動生成: タグ付けしたシーンを抽出してハイライトページを即座に作成する機能を実装しました
- ✓クラウド保存・マルチデバイス対応: 映像データやタグ情報はクラウド上に保存されるため、PCでもスマホでもどこからでもアクセスできるようにしました
ユーザー層・利用シーン
私が想定しているユーザー層は、学生の部活動チームや地域のクラブチームの選手・指導者です。高校・大学の部活動では、練習試合や公式戦の動画をホースタッツで振り返ることで短時間で課題を洗い出せると考えています。
選手自身もタグ機能を使って「改善したいプレー」を指摘し合うなど、主体的な振り返りができるようにしました。地域クラブや育成年代の指導者にとっても、忙しい中で効率的かつ的確に映像指導が行えるツールになることを目指しています。
価格・導入方法
私のアプリ・ホースタッツは2024年12月の正式リリース時点で、2024年内は全機能を月額0円で提供する特別価格プランを用意しました。これはアーリーアクセス期間として位置づけており、2025年以降は月額770円からの有料プラン(早期利用者割引価格)を予定しています。
導入方法については、公式サイト上で提供しているWebアプリとして利用できます。基本的にはインターネット環境とYouTubeアカウントがあれば手軽に導入できる仕組みにしています。
ホースタッツボード開発終了のお知らせ
2024年から取り組んできた3D戦術ボードアプリ「ホースタッツボード(HSTATSboard)」は、2025年10月をもって開発を終了しました。
2Dの作戦盤では伝わりにくい立体的な戦術理解を支援したいという思いで進めてきましたが、現場での実用性やニーズを再検討した結果、プロダクトを継続する意義が薄いと判断しました。

開発に込めた思い
立体的な動きや視点の切り替えを通じて、チーム全員が同じ戦術イメージを共有できる環境を作りたい――そんな課題意識からホースタッツボードの構想は生まれました。
ハンドボールを中心に複数競技で使える汎用性や、アニメーションによるプレー再現など、コーチング現場の課題解決に向けたアイデアを形にしてきたこと自体は大きな学びでした。
開発終了の理由
- •現場での試用機会が十分に得られず、日常的に活用していただけるまでのプロダクトに仕上げられませんでした。
- •既存ソフトウェアで代替できる部分が多く、作戦ボードは実物を使いながら運用する方が好まれるという声を複数いただきました。
- •現場ニーズと乖離したまま開発を続けるのではなく、他のプロダクトや支援が求められている領域に集中することを選びました。
これからのフォーカス
今後はホースタッツ本体をはじめ、現場で確かなニーズがある領域へ開発リソースを振り向けます。フィードバックをくださった皆さまには心から感謝しています。
将来的に再び必要性が高まった際には、今回の学びをもとに再検討する可能性はあります。そのときは改めてお知らせします。
お問い合わせ
開発終了に伴うご質問や今後の取り組みに関するご相談があれば、ページ下部のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
思想・理念
「ホースタッツ」の開発背景には、「忙しい指導現場でももっと簡単でわかりやすい振り返り手段を提供できないか?」という思いが原点にありました。つまり、映像分析や戦術分析を一部の専門家だけのものにせず、現場の誰もが活用できる形に democratize(民主化)したいという信念です。
ハンドボール競技とAI技術の交点で独自の道を切り拓こうとしており、その熱意はTwitter(X)やnoteでの発信内容にも表れています。「部活や地域クラブで頑張る若い選手たちやコーチが気軽に映像を振り返り、アイデアを共有できる場を提供したい」「お金がないから映像分析を諦めてしまう状況を変えたい」との意欲も示しています。
「自身のハンドボール経験と先端技術を融合させ、スポーツ指導・学習の現場を革新したい」
この理念は「映像を『わかりやすく、共有しやすい学びの場』へ──」、「戦術を立体的に、共有をシームレスに」といったプロダクトのキャッチコピーにも表れており、これらの言葉に込められた想いこそが開発者の指し示す方向性と言えるでしょう。
お問い合わせ
私のサービス「ホースタッツ」に関するご質問や、開発を終了した「ホースタッツボード」に対するフィードバック・再開のご要望、協業のご提案などがございましたら、以下の方法でお気軽にお問い合わせください。
メール
handballasu@gmail.com